ハンド2枚同士の勝率はどのくらいある?オールイン勝負で勝つ方法
テキサスホールデムでは配られたハンド2枚を手札として戦うゲームです。
自分がそこそこ強いハンドでも、相手がもっと強いハンドも持っていると当然ですが負けます。
ただ相手がどんなハンドを持っているのかある程度想像することは出来ても、ピンポイントで狙うのは難しいです。
今回こちらではハンド同士がぶつかったときの、プリフロップ時点での勝率を代表的なパターンから詳しく見ていきましょう。
普段はそこまで使うこと無いかもしれませんが、知っておくとプリフロップでオールインを受ける際に役立ちます。
意外と勝率は差がないこともありますので、一度は確認しておいてください。
相手がランダムだと強いハンドが強い
プリフロップで配られる2枚のことをスターティングハンドと呼び、同じマーク、違うマークの分類で、マーク自体の差を考えない場合、合計で169通りのハンドが配られます。
その中でも一番強いとされる「AA」で相手がランダムハンドだと勝率が80%を超えてきます。
⇒テキサスホールデムで2枚のハンド強さランキング!それぞれ勝率は?
全169通りの強さランキングはこちらの記事に載せていますが、あくまで相手がランダムハンドであることが問題ですね。
普通の人はそもそも参加するのにハンドレンジ表を参考にして、どのポジションに座っていても上位のハンドしか参加しないことが一般的です。
ですので相手と戦うときは、お互いある程度強いハンド同士であることが多いです。
もしオールイン勝負になった際には、当然相手も「A」を多く含んでいるため、上を取っているであろう「AA」や「AK」はかなり強い部類と言えるでしょう。
オッズカリキュレーター(Odds Calculator)
今回は無料で使える計算アプリから、勝率を参考にしてみました。
オッズカリキュレーターと言いますが、自分のハンド、相手のハンド、そしてボードのカードを入力するだけで、その時点でのエクイティ(勝率)を知ることが出来るのでおすすめ。
Odds Calculator for Poker
Kohei Asai無料posted withアプリーチ
直感的に操作も出来るため、初心者でも何となく触ってみるには良いアプリですね。
本来はハンドレビュー、気になった対戦は、GTOウィザード、ピオソルバーなどの高性能な解析ソフトに入れて、振り返る必要があります。
ただ個人的には解析は後回し、それはある程度実践を経験して、セオリーや流れを把握した後でも良いのかなと思っています。
ではここではこちらのアプリで計算した、よくあるハンド同士の勝率を見ていきましょう。
よくあるハンド2枚同士の勝率
上ポケットVS下ポケット | |
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約81.0% | 約19.0% |
ポケットペア同士で上を取られるとかなり厳しい戦いになるでしょう。
こちらはマークが違いフラッシュで逆転もありますが、マークが同じだとフラッシュでも負けるので、勝率はもう少しだけ下がります。
ドミネイト上VSドミネイト下 | |
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約72.4% | 約27.6% |
ドミネイトされた状態とは、片方同じでも片方のキッカーで負けて勝率が下がった状態のこと。
ドミったとも略され、ペア同士ほどではありませんが、勝率が低い部類に入るでしょう。
2オーバーVS2アンダー | |
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約67.7% | 約32.3% |
2枚とも数字で上を取られた状態をツーオーバー、下はツーアンダーと呼ばれますが、弱そうに見えて意外と勝率はありますよね。
3回に1回勝ててしまうので、ドミネイトを取られるよりも、このように数字が被っていない弱いハンドでも全然戦えるということです。
2オーバーVS下ポケット | |
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約47.7% | 約52.3% |
バラバラとポケットペアの勝負だと、若干ですがポケットペアの方が優勢となります。
ですので、相手が更に強い「AK」など持っていようと自分の勝率が高いので、オールイン勝負にペアは低い数字でもよく参加されます。
2アンダーVS上ポケット | |
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約14.8% | 約85.2% |
ペアで2枚の数字を上回ることが出来た場合は、圧倒的に高い勝率で勝つことが出来ます。
この場合ツーアンダーのハンドは、ツーペア以上の役が完成しないと勝つことは出来ません。
2オーバーVSスーテッドコネクター | |
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約60.0% | 約40.0% |
ストレートやフラッシュになりやすいスーテッドコネクターでも1対1ではやや勝率に欠けます。
普通に戦う場合はブラフも打ちやすく良いハンドですが、オールインをぶつけるほどの強さはないので注意しましょう。
トーナメントの分散が激しい理由
代表的なパターンやよく見かける勝率のみを計算していますので、ぜひ一度ご自身でアプリを触ってみてください。
テキサスホールデムのトーナメント形式だと、どこかでかならずオールインが入り、2枚のハンド同士の勝率で競う場面が出てきます。
見て頂けると分かりますが、プリフロップ時点で90%以上勝てる勝負などないのです。
これが分散の激しい理由で、いくら上を取っていても、3回に1回、4回に1回は運が悪いと負けてしまうことがポーカーの面白さであり、理不尽な部分でもありますね。
上手いプロでも入賞率は低く、そして下ブレが続くとどんどん負けることもあるでしょう。
最初からこのくらいの勝率だと割り切って、負ける日もあると思いながら自分のペースで楽しんでいくことをおすすめします。