強気で打ち続ける!ダブルバレル、トリプルバレルの頻度、適正
初心者には聞き慣れない言葉かもしれませんが、テキサスホールデムにて何度もベットする人いませんか?
2枚のハンドが配られた時点では参加か否か、そしてボードにカードが開かれたフロップ以降では、3回のベットラウンドがあります。
ここで2発目、3発目のベットをダブルバレル、トリプルバレルと呼びますが、実践でもよく遭遇する状況ですね。
こちらではそんなベット方法を自分がする場合、そして相手からされた場合など、状況別に分かりやすくお伝えしていきます。
ダブルバレル、トリプルバレルとは?
ダブルバレル、トリプルバレルとは、アグレッサーがフロップのCBに続いてターン、リバーと打ち続けることです。
かなり自信がある行動で、強さを主張し続け多くのチップを獲得することは出来ますが、ブラフで使うには注意が必要です。
アグレッサーとはどのプレイヤーのことか、そしてフロップで打つCBのことはまた別の記事にて詳しくお伝えしています。
もしまだあまり分かっていないという場合には、こちらの記事から先にご覧ください。
⇒オリジナルレイザー・コーラー・アグレッサーの違い・意味は?
⇒打たないと損?コンティニュエーションベット(CB)の頻度や適正なサイズ
フロップでCBを打って、相手がコールした場合、「何かある」と思った方が良いです。
それがストレートやフラッシュドローなのか、何か完成しているのか分かりませんが、多くの場合は、4枚目が開いたターンでは、警戒してチェックを選択することも多いです。
ですのでダブルバレルは、ギリギリ付いてきた相手をフォールドさせるために有効ですね。
ただそれでもコールされた場合、相手は間違いなくなにか完成している可能性があるので、3発目は本当に上を取っている状態じゃないと打ち切ることは難しいかもしれません。
ダブルバレルの使い方
あなたのハンド | 相手のハンド |
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ボードのカード | |
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あなたがUTGからのオープンレイズ、それに対して相手がBBでコールをした状態です。
このようなボードが開き、BBはチェックで手番を回し、POT1/3ベットほどのCBを打ってコールされた場合で考えてみましょう。
ボードのカード | |
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あまり関係のないカードがターンで開かれ、BBの相手はまたチェックで手番を回してきます。
相手のハンドが発展している可能性も低いので、怖いのは「5」のスリーカード持ち、「22」持ち、KKはプリフロップコールで無いでしょうし、負けているところが少ない状態ですね。
一番多いのは♦2枚持ちのフラッシュドロー、そして「QT」などストレート系が遠くに見えるハンドでとりあえずコールしたパターンなどです。
ダブルバレルは、このようなハンドをフォールドさせる、そして相手のKキッカー勝ちなども狙えるので、打って良い状況と言えます。
CBはほとんどコールするけど、2発目はフォールドするというプレイヤーも多く見られるので、強いと思うのであれば、CBに引き続き打っていきましょう!
ちなみに相手のハンドが入っていなさそうであれば、ブラフでもダブルバレルで無理やりフォールドさせる戦略もありです。
トリプルバレルの打ち方
あなたのハンド | 相手のハンド |
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ボードのカード | |
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先ほどの流れで、ダブルバレルを打っても更に相手が付いてきた場合で考えてみましょう。
相手に「5」がありそうな雰囲気で、ツーペアだと負けていますが、最後のカードでKが落ちてフルハウスが完成しました。
相手がもし「5」を持っている場合「555kk」それに対して自分は「KKK55」、3枚のカード強さで勝敗が決まるので、同じフルハウスなら自分が勝ってますね。
この場合相手が「K」持ちなら引き分け、「55」のクワッズにしか負けてないので、大きくベットしたいところです。
このようにブラフや相手をフォールドするつもりでベットを続け、最終的にもハンドが育った場合にトリプルバレルを打ちます。
一応ブラフでトリプルバレルまで打ち切ることもありますが、本来ならどこかでフォールドもしくはレイズを返されていることが多いので、ここまで発展することは珍しいです。
相手に打たれた場合の対処法
今度は自分が受け手側で考えた場合、CBにはコールしたとして、ダブルバレルまで打たれるとどうしましょうか?
もちろん正解はないですし、相手プレイヤーのプレイスタイル、そしてボードの状況で対応は大きく変わってきます。
ですが、まずは相手がバリューベットを多めにするのか、ブラフベットを多めにするのかだけでも、同卓した際にプレイスタイルを観察することから始めましょう。
バリューに寄っている場合には、ちょっとしたペアがヒットしていてもCBまでは耐えて、ダブルバレルにはフォールドが一般的ですね。
逆にブラフ多めの相手には、自分がヒットしている場合、レイズを返すことも考えてみてください。
結局は自分のハンドよりも、相手に合わせることが重要なので、頑なにフォールドしているだけでは、相手にどんどんチップを取られます。
また、相手が初心者の場合は、よく分からずとりあえずベットを連続してくる場合も多いですね。
その場合は、プリフロップの時点、CBを打たれた時点から、続けて攻められることを前提として、コールするか判断しておきましょう。
チップが大きく動くPOTは慎重に
何回もプレイしていると分かりますが、基本的にはお互いチェックを混ぜた戦いの方が多いです。
トリプルバレルまでいって、それに付いていくのは、よほどどちらも強いような複雑な状況しかありません。
ですので、自分が本当に勝っているのか?フラッシュやストレート同士で負けていないかを正確に見極めましょう。
フラッシュもAを持っている方が強いですし、ストレートも上を取られていないかに注意することが第一歩ですね。
派手にベットやオールインをするプレイは魅力的ですが、ほとんどは途中でフォールドすること、そもそも参加しないことが多いです。
しっかりと我慢したプレイが出来るように、冷静に戦っていきましょう!