オリジナルレイザー・コーラー・アグレッサーの違い・意味は?

テキサスホールデム

テキサスホールデムが少し複雑な理由として、プレイする順番が難しいこともあるでしょう。

数ヶ月慣れていくまでは、自分のベットアクションがどのような順番で回ってくるのか瞬時に判断することは難しいです。

またセオリーとして、最初にレイズした人に主導権があるなど、順番に加えて主導権の考え方も必要になるのです。

今回こちらでは初心者に向けて、ポジションとはまた違った概念を詳しく解説していきます。

ポジションの基本

10MAX
テキサスホールデムでは2人から最大で10人テーブルで遊ぶゲームです。

6MAXテーブルや10MAXテーブルなど、人数により戦い方は大きく変わってきます。

またポジションがどんどん時計回りに変わっていくので、ポジション別の参加ハンド、レイズ額などもある程度覚える必要があります。

ハンドが2枚配られたプリフロップ時点では、BBの左側、UTGと呼ばれるプレイヤーからアクションが始まります。

そしてボードに3枚開いたフロップ以降は、SBから時計回りにアクションをすることになるので、間違えないようにしましょう。

この順番をもとに、本題であるレイザーやコーラーの意味をお伝えしていきます。

主導権はアクションの順番とは別!


さて、本題なのですが、ポジションやアクションの順番とは別に、基本的に攻めた側にベットする主導権があることは覚えておきましょう。

例えばあなたがこのようにUTGで「AA」を持っていた場合、最初にレイズで参加するので、オープンレイズと呼びます。

そしてこれをBBだけがコールした場合、自分がレイズで入ったので攻め手、相手のBBは受け手ということになるでしょう。

これがレイザー(レイズした人)とコーラー(コールした人)の違いです。

そして最初にオープンレイズした人のことを、オリジナルレイザーと呼び、オリジナルとだけ略して説明されることもあるので、覚えておいて損はありません。

ここでボードに3枚開かれるフロップに移行した場合、先ほどの順番に当てはめると、受け手のBB側から始まります。

相手のBBからすると、受けた側なので、セオリーとしては攻め手の動きを見るためにチェックで回すことが一般的なのです。

ですのであなたはUTGでアクションする前に、BBのプレイヤーがセオリー通りチェックで回してきてくれるかも、相手を判断する基準の一つになります。

このようにオリジナルに手番を回さず、コーラー側からベットすることを「ドンクベット」と呼び、あまり利益的なプレイではありません。

上級者が意図的に使うことはありますが、初心者はドンクベットしないプレイを心がけましょう。

レイザーとアグレッサーの違いは?


これもちょっと勘違いしやすい言葉なのですが、オリジナルレイザーは先ほどもお伝えした、オープンレイズをしたプレイヤーのこと。

アグレッサーとは、最後にレイズをしたプレイヤーのことを意味します。

例えば先ほどの状況で、あなたが$5のレイズで参加に対して、BBがコールではなく$20の3BET(リレイズ)を打ってきた場合で考えてみましょう。

本来「AA」を持っていると更にリレイズを返すのが普通ですが、あえてコールしたとします。

この場合、最初にレイズしたのはあなたですが、最後にレイズしたのはBB側なので、アグレッサーはBB側のプレイヤーです。

これが主導権が入れ替わった状態で、オリジナルレイザーではなく、リレイズした側が主導権を持ち、攻め手になるということですね。

ちょっと複雑ですがここでフロップに移行した際、手番は相手のBBから始まり主導権があるので、相手からのベットは自然になります。

逆に相手がチェックした場合、自分がAAだからベットすると、自分がドンクベットしていることになるので、4枚目が開くターンまではチェックで様子見で良いかもしれません。

全員チェックだと主導権は誰にある?

チェック
主導権は誰かがレイズした場合に発生するもので、基本的に最後にレイズしたアグレッサーが攻め手であることを覚えておけばOKです。

ではフロップで全員チェックで回った場合はどうしましょう?

もしその場合は、アグレッサーがいない状態になるので、誰がベットしてもおかしくない状況。

特に複数人参加した場合は様子見のため、フロップではチェックで回ることも多いです。

そして誰もベットしないことを確認して、ターンからハンドが入っている人が打ち始めることも自然な動きですね。

もし自分に強いハンドが入っていたとしても、不自然にベットしてしまうと相手にフォールドされてしまうので、チップを引き出せない可能性があるので注意しましょう。

不自然な動きを覚えると上達する

上達
どんなテーブルでも、回数をこなすことで、このオリジナルレイザーやアグレッサーの考え方が少しずつ分かってきます。

そこで違和感のあるベット、我慢できずドンクベットするプレイヤーは非常に多く、セオリーを知っているのか知らないのか判断することが出来るでしょう。

色んなプレイヤーと同卓して勝負するのがテキサスホールデムですから、プレイヤーの情報やスキルレベルを知ることは非常に重要です。

初心者でこのようなセオリーを知っているだけでも、かなりまともに戦えるようになります。

少しややこしい話ですが、特にアグレッサーが誰か把握した上でアクションを選択することは、慣れたプレイヤーからすると当たり前のこと。

分からないうちは、何度も無料アプリなどで練習する中で、意識しながらプレイしてみてはいかがでしょうか!