プリフロップのオープンレイズ額は?ベットサイズの戦略と定石

チップ

テキサスホールデムで、ハンドが2枚配られたプリフロップは非常に重要。

ハンドレンジ表によりどのポジションで、どのハンドで参加するか、ある程度の知識を入れておかないといけません。

そしてもう一つ重要なのが、どのくらいのベット額(ベットサイズ)で参加するのか?ということ。

初心者がよくあるミス、やってはいけないことなども合わせてお伝えしていきます。

プリフロップで出来るアクション

アクション
テキサスホールデムにおけるプリフロップは、ハンドが2枚配られて、参加するかを決めるアクションラウンドのことでです。

すでに場に出ている参加費と同額、もしくは上乗せして参加、そしてハンドが弱く降りるならチップを出さずにフォールド出来ます。

プリフロップでのアクション
  • 1BBと同額で参加(コール)
  • 1BBに上乗せして参加(レイズ)
  • レイズに更に上乗せ参加(リレイズ)
  • 手札を見せず降り(フォールド)

アクションはこのいずれかで、手持ちのチップがある限り上乗せは出来て、ノーリミットホールデムでは、いきなり手持ちのチップを全て賭けるオールインを選択してもOKです。

自分が最初からオールイン、相手のレイズに対してオールインなど、本当に強いハンドで残りスタックが少ないのであれば、このような選択肢もあるでしょう。

オープンレイズとは?

オープンレイズ
このアクション選択肢の中で、オープンレイズとは、前に参加者がいない時点で自分が初めてレイズで参加することを意味します。

自分が最初のアクションをするUTGの位置にいる場合、その他の場所では、前のプレイヤーが全員フォールドした状態にレイズすることですね。

例えばこのような状況、あなたが6人テーブルでUTGの位置で、「AA」が配られました。

この場合、最強のハンドなのでいきなりフォールドする選択肢はまずあり得ませんし、リングゲームだろうがトーナメントだろうが必ず参加です。

もちろん自分のハンドが強いので、オープンレイズで参加することが一般的です。

ですがコールで参加するのか、いきなりオールインするのか、レイズするのか、人によって選択肢が分かれるので一つずつ検討していきましょう。

初心者はコールで参加NG!

NG
参加費1BBと同額で参加、コールすることをテキサスホールデムではリンプインと呼びます。

このリンプインは、初心者がよくやる行動として知られており、しっかりとした戦略がない限り推奨はされない行動です。

詳しくはリンプインの記事で解説をしますが、ポーカーはチップを増やすための戦いをします。

参加するハンドを絞って、戦えるハンドが来ると参加するので、自分が強いアピール、相手からチップを少しでも貰えるレイズが自然なのです。

戦略の1つとして上級者が使うテクニックとしてはありですが、初心者が何でもコールで参加するのはNGです。

1BBと安く参加してボード3枚を見に行こうとしても、トータルでは損することが多いので、控えるようにしましょう。

いきなりオールインはチップが少ない時に!


続いての選択肢として、いきなりオールインですが、UTGの位置で「AA」が配られると全部入れたくなっちゃいますよね。笑

その選択肢は、自分の持っているスタックが少ないときに考えるべきことです。

例えば図のようなレートのテーブル$1/$2で、$100(50BB)など持っていれば普通のレイズ、そして$10(5BB)ほどしか無ければ、いきなりオールインで良いでしょう。

特にトーナメントや着順を決める争いは、どこかでオールインしないと勝てませんので、少しだけ余裕があっても受けてくれる人が増えると一気に入れることも検討出来ますね。

初心者が注意すべきことは、十分なスタック量があるのに、めちゃくちゃ強いからいきなりオールインしてしまうこと。

普通なら誰も受けてくれませんし、参加費だけしか増えないので、出来れば気持ちを抑えてレイズに止めておきましょう。

オープンレイズ額にはセオリーがある

計算
では肝心のオープンレイズする際のベット額ですが、基本的には安すぎず高すぎずの考え方です。

先ほど余裕があるのにいきなりオールインはNGとお伝えしましたが、戦ってくれる相手がいないとチップは増えません。

ですがリンプインしてしまうと、多くのプレイヤーが乗っかってくる可能性があるので、一気に勝率が下がってしまうのです。

オープンレイズとは弱い相手をフォールドさせ、ハンドが入ったプレイヤーとなるべく1対1に持ち込むためにセオリーとして使われます。

一般的にはオープンレイズのベットサイズは2BB~4BBの間が適切とおぼえておきましょう。

2BBは参加費の倍なので安すぎるため、ほとんどの場合は2.5BB・3BB・4BBが多く使われ、中でも真ん中の3BBを選ぶ人が多いです。

これは持っているスタック、どのような状況かにより変化しますので、決してハンドが強いからレイズ額を上げることはしないように。

分からなければ、自分がプレイするテーブルで、他の人がオープンレイズ額を見て真似すると、初心者でも安心してプレイ出来るでしょう。

これだけでも相手のレベルを知れる!

レベル
こちらではオープンレイズのことだけで、詳しく解説をしてきました。

たった1つのアクションが命取りになることもポーカーの面白いところなので、ぜひ覚えていってくださいね。

オープンレイズまとめ
  • リンプインはしない
  • チップ量が多い場合オールインしない
  • 3BB前後の適切なベットサイズを使う

テキサスホールデムでは座っているテーブルのプレイヤーが非常に重要なゲーム。

ハイレートなカジノ、オンラインポーカーなどは、下手なプレイヤーがおらず、ハイレベルなプレイをしています。

ですが無料アプリやアミューズメントポーカーは、とんでもない初心者、全く勉強していないプレイヤーが多いのも事実です。

それだけポーカーが広まっているのは嬉しいですが、同卓したプレイヤーのレベルを知る上でも、このオープンレイズをしっかりしているかですぐ分かります。

リンプインで複数参加して始まるなんてことはザラにありますし、そうなると初心者対策で戦うしかなくなってきます。

このようにアクション1つとっても、相手のレベルや考え方が知れるので、ぜひ色々身につけていき、相手のミスを付くプレイが出来るようになりましょう!