初心者はなぜリンプインするとダメなのか?有効な場面・使い方・対策

初心者

テキサスホールデムにおいて参加する際にコールをする行為。

リンプインと呼ばれ、多用すると初心者だと思われるほどセオリーから外れたアクションです。

ですが慣れている人がリンプインをする場面もたまに見かけることもあり、セオリーではないけど使うことも全然あるということですね。

今回はリンプインがダメな理由、そしてどんな場面で使うことが推奨されるのかを詳しく解説していきます。

リンプインがダメな理由

疑問
リンプインとは、ハンドが2枚配られたプリフロップで、参加費と同額のコールで参加すること。

プリフロップでは、1BB(ビッグブラインドの参加費)を払ったBBポジションの左、UTGから参加するかどうかを決めます。

その際に、何も分からない初心者は、とりあえず同額払ってコールで参加することが多いのです。

本来なら、参加するハンドは厳選する必要があり、そして厳選されたハンドは普通半分より強いハンドなのです。

UTGでこのようなハンドの場合、$2(1BB)で参加しても良いのですが、他のプレイヤーが3人以上ついてくる場合もありますよね?

せっかく最強のハンド「AA」が配られていても、マルチウェイでの戦いは勝率がかなり下がってしまいます。

ですので、チップ額を乗せて、弱い人はフォールドして欲しいというのが1つ目の理由ですね。

潜る戦略もありますが、特に初心者のうちは強いハンドはしっかりオープンレイズすることを覚えておきましょう。

そしてもう一つの理由は、強い勝負のときにポット額を膨らませるためにもレイズで参加することが推奨されます。

本当に強いハンドでオープンレイズに対してリレイズをするのも、このポット額を膨らませて有利に戦うための戦略ですね。

リンプインがダメな理由

・弱いハンドが降りてくれないから
・強いハンドで大きな額勝ちたいから

リンプインが多い環境の対処方法

数字
そんなリンプインですが、初心者や娯楽として遊んでいるプレイヤーには非常に多いのです。

アミューズメントや海外の低レートでも結構見かけるようですし、ポーカーチェイスやエムホールデムなどの無料アプリの低レート帯も、リンプインが当たり前になっています。

リンプインする人が1人なら、自分のハンドが強い場合、普通に3BB~4BBなどのレイズするだけで良いのですが、問題はコールが続いた場合。

1人のリンプインに対して、なぜか複数のプレイヤーがコールで参加することは多くあります。

そんなときでも戦略は変わらず、大きめなレイズをしてまずは様子を見てみましょう。

普段3BBなら4BBにするなど、スタックに余裕があるのであれば、更に大きくする場合もありますが、大事なのは相手がちゃんとフォールドしてくれるかという部分です。

ムキになってフォールドさせようとしても、諦めず複数人ついてくることもあるでしょう。

そのような状況なら、微妙はハンドでは参加せず、超タイトに、プレミアハンドなどでいきなりオールインなどで牽制して良いかもしれません。

一番良くないのが、勝てているか微妙なハンド(マージナルハンド)で戦い、相手のスリーカード以上にがっつり取られることです。

このようにセオリーを無視したプレイヤーは、どんなハンドを持っているのか全く想像することが出来ないため、参加したあとも、落ち着いてプレイすることを心がけましょう。

プレミアハンドが混ざっている?

エース
ではある程度セオリーを覚えた人が、一体どのようにしてリンプインを使っているのか少しだけ紹介します。

慣れないうちは自分がやる必要はありませんので、上手い人のリンプインでどんなハンドが出てくるのか観察しておきましょう。

まずはリンプインして、わざと相手を誘う方法で、何度がリンプインを見せて、その中に「AA」や「KK」などを混ぜる方法です。

これは自分からレイズせず、相手を誘うことにより、フォールドさせることなく有利に戦うための戦略ですね。

もちろんセオリーから少し外れた方法で、実際にやることはかなり難しいので最初は真似する必要はありませんが、もし相手がオールインなど選択してくれた場合は更にラッキーです。

トーナメントなどで、残りスタック数が少ない10BB前後のリンプインなど、この強いハンドが混ざっていることを多少警戒しましょう。

スタックが少ないときの戦い方

ベット
リングゲームよりトーナメントで多いですが、スタックが10BB~20BBなど少なくなってきた際に、リンプインを混ぜる方法です。

いつも通りポジション別で参加しているハンドでも、手持ちスタックが少ないと、フロップ以降を十分に戦えないことが問題ですね。

ギリギリ2BBのオープンレイズにすることが一般的ですが、マークが同じスーテッドハンドや、数字が連続したコネクターハンドなど、安くフロップを見に行く作戦に使われることもあります。

相手次第ですが、レイズを頻繁に返されない環境であれば、フラッシュ完成、ストレート完成は強いです。

ただこれも少ないチップ量で上手く戦える人向けですし、普通に参加するハンドであれば、2BBオープンをメインに使っていくと良いでしょう。

慣れてくると、リンプイン・オープンレイズ・プリフロップオールイン、色々と戦略を混ぜて相手を翻弄することも出来ます。

ヘッズアップ、SB対BBでの使い方

ライバル
最後によく使われるシーンは、1対1のヘッズアップ勝負、もしくはSB対BBの勝負ですね。

全員フォールドで回ってきたSB(スモールブラインド)は特殊で、相手がBBしかいない実質的なヘッズアップ状態です。

この場合、相手との勝負はかなり広く様々なハンドで参加することが出来て、ベットサイズも人それぞれあります。

初心者向けのハンドレンジではそこまで細かく分類されていませんが、SB対BBはどちらもかなり参加します。

このような1対1では、リンプインも普通に使われ、それに対して相手がレイズするのか、1BBチェックなのか観察することが出来ますね。

もちろん強いとレイズ、弱いとコールみたいな分け方をするとバレるので、やはり初心者は一律でセオリー通りが良いかもしれません。

基本を覚えたその先に使うもの!

時間
色々と使い方の例などお伝えしましたが、リンプインを初心者が使うことは、純粋に使いこなせないと損するから控えておきましょう。

セオリー通り、数学的に正しい立ち回りは、ミスの少なくなるような戦い方です。

基本に忠実なほど、初心者やある程度ポーカーを楽しんでいる人には、勝負になることは間違いありません。

他にも初心者がなるべくやらないほうが良い戦略なども、あわせて覚えていきましょう。

実際僕もタイトに我慢するポーカーから始めると、早い段階から、ある程度の勝てる感覚が身についてきました。

数学的な勉強などは後のことなので、まずはやっちゃいけないこと、セオリー的にやるべきことなどザックリ覚えていきましょう!