世界のヨコサワさんの初心者向けハンドレンジ使い方・見方

数あるハンドレンジ表の中でも、ヨコサワさんが作成したハンドレンジ表はお世話になっている人が多いのではないでしょうか。
ハンドレンジは様々なパターンが状況別で分かれていますが、細かくされても初心者が使いこなすには難しいです。
そんな何も知らない初心者に向けて作られたハンドレンジ表で、僕も最初の頃は当然これを見ながら実践していました。
ゼロポーカーでは初心者が最初に使うハンドレンジ表として、こちらをおすすめしていますので、ぜひ使い方を覚えてやってみてください。
世界のヨコサワさんとは?
世界のヨコサワさんは超一流のポーカープレイヤーであり、7年以上も活動してハイレートなテーブルでも勝ち続けているプロですね。
様々なトーナメントでの優勝、賞金獲得などの実績もあるので、間違いなく世界レベルのプレイヤーと言えます。
そしてプロのプレイヤーであると同時に、登録者70万人を超えるYoutuberとしての一面も持って、活動されています。
実際に僕もヨコサワさんから始まったポーカーブームの流れに乗っかったプレイヤーの1人。
間違いなくポーカーを日本に広めた第一人者であり、その影響でポーカー系のYoutuber、アミューズメントポーカー、無料のポーカーアプリなどが増えたのは間違いないでしょう。
しかもポーカー系の発信者としての登録者数は世界一なので、まさに「世界のヨコサワ」ですね。
そんなヨコサワさんが、メインのチャンネル以外にも、ポーカーを勉強するための「ヨコサワポーカーチャンネル」を開設されています。
更新頻度が高いわけではありませんが、特に初心者は絶対参考になる内容ばかりですので、まずは全て視聴することをおすすめします。
ヨコサワハンドレンジ表が誕生!
2021年3月に投稿された、こちらの初心者講座動画にて、プリフロップで非常に役に立つハンドレンジ表が公開されました。
世界のヨコサワさんが実際に作った、携わったハンドレンジ表で、非常にシンプルで見やすいものになっています。
動画にてほとんど説明されていますので、まずは動画を見ることをおすすめします。
色使いにより強さのランクが分けられており、どのポジションからどのハンドなら参加してOKなのか、ザックリ把握するのに必要です。
ハンドレンジの解説記事で詳しいハンドレンジの役割もお伝えしていますので、あわせてご確認いただくと分かりやすいです。
こちらではポジションやハンドレンジ表の使い方がある程度わかった前提で解説していきます。
ヨコサワハンドレンジの使い方
では実際の使い方ですが、テキサスホールデムではテーブルの人数、そして自分のポジションにより参加ハンドが変化します。
こちらの表の、色が濃い(紺>赤>オレンジ)ほど、どんなポジションからでも参加することが出来る仕組みですね。
逆に白は相手と1対1くらいにならないと参加すら出来ませんし、グレーはそもそもほとんどの場合参加しないということです。
もちろん厳密に言えば、参加すべきハンドなども混ざっていますが、大まかにこの色分け通りにプレイすることをおすすめします。
前提としてトーナメントではなく、100BBを持った状態でのリングゲーム、キャッシュゲームの想定となります。
そして、自分が最初に参加する場合で、後ろに何人いるかを考えハンドを選んでいきます。
テキサスホールデムは最大でテーブルに10人まで参加するので、後ろにプレイヤーが多いほど、複数人での勝負になる可能性は高くなります。
ですので、早くプレイするポジションの場合は、かなり強いハンドでないと戦うことが難しくなるでしょう。
ただ実際には無料アプリでも6人MAXのテーブルが多いですし、アミューズメントでも少ない人数で開催されることも多々あります。
その場合は、ほとんどのポジションで、緑以上で参加することが出来るというわけですね。
先に参加者がいた場合、どうする?
この表の凄いところは、自分から参加する場合だけでなく、相手が参加してきた場合、自分が受けるべきか?も当てはめて考えることが出来ます。
実際には自分より前のプレイヤーが参加して来ることの方が多く、迷う場合もあるでしょう。
例えばこのような6人テーブル、UTGとHJの2人はフォールドして、COが$5のレイズ、それに対してBTNのあなたは参加すべきでしょうか?
これをヨコサワハンドレンジに当てはめてみると、COのプレイヤーは青以上のハンドで参加していると想定出来ます。
あなたが同レベル以下のハンドであればフォールド、1個強いレベルならコール、そして2個以上強いハンドならリレイズと当てはめて選ぶことが出来ます。
- 青以下ならフォールド
- 緑ならコール
- オレンジ以上ならリレイズ
このような判断をすればまずは間違えないということですね。
もちろんですが、例えばUTGのレイズに対して、あなたがHJで「JJ」を持っていて、ランクが1つ下だからフォールドということにはなりません。
リレイズを打ち返すのが難しい、参加するか判断に迷った場合は、素直にコールやフォールドを増やして良いでしょう。
迷った場合には必ず後から振り返って表を見返すことも大事になってきます。
BBの守りは特殊などので注意!
もう一つ注意点として説明されているのが、BB(ビッグブラインド)での参加についてです。
BBはすでに参加費を1BB払っている立場ですので、この図の場合は追加$3するだけで、ゲームに参加することが可能です。
低リスクで勝てる勝負が出来るので、ヨコサワハンドレンジの青以上ではどこからでもコールして守ることを覚えておきましょう。
そしてBTNからのレイズであれば、白とグレーの境目、ピンクで囲まれた部分でコールしてOKということです。
相手からしてもどんなハンドも持っているか判断しにくいので、BBディフェンスと呼ばれ、しっかり戦うことが推奨されていますね。
ピンク以上ともなれば、こちらで纏めた通り、約50%はBBから参加できることになるでしょう。
マルチウェイやトーナメントでは注意
動画を見ていただければ大体は分かりますが、自分自身の勉強のためにも、このように文章として解説しました。
個人的に無料のアプリをプレイすることが多く、グレーでも平気で参加しているプレイヤーは多くいます。
定石すら覚えていないプレイヤー、遊びで弱いハンドで参加するプレイヤー様々ですが、勝ちにこだわるならハンドレンジを覚えるのが必須。
しっかりと参加するハンドを絞って勝率を高めていきましょう。
因みにですが、基本的に1対1の状況、アンティや時間経過のブラインド上昇などは一切考えられていません。
もし複数人参加するマルチウェイの場合は色を一段階上げてタイトに、逆にアンティなど貰える参加費が多い場合などは、一段階下げてルースに戦いましょう!