ポーカーのトーナメントや大会での戦い方・戦略・ルール
チップを純粋に増やすリングゲームやキャッシュゲームに対して、トーナメント方式もポーカーの大きな遊び方です。
テキサスホールデムの場合は世界的に有名な大会もあり、数千人参加するほどの規模で毎年盛り上がっています。
トーナメントの規模や勝ち方もそれぞれありますので、何を目的にして勝ちを目指すのかが非常に重要になってくるでしょう。
今回こちらの記事では、トーナメントの概要、そして初心者にも分かりやすく勝ち方や負けない方法をお伝えしていきます。
トーナメントの基本
トーナメントは競技種目で多く採用されている、順位を決める戦いのことですね。
ポーカーの場合は非常に分かりやすく、チップが無くなった人からどんどん敗退していく試合のようなものです。
例えば6人座ったテーブルで、全員同じチップ量で開始して、最後まで生き残った人が優勝ということですね。
基本的には1テーブルに対して最大10人まで座ることが可能、そのテーブルが複数用意されて、大人数の大会が開催されます。
アミューズメントなど、小さなトーナメントでは、1テーブルで決着をつけることも多いです。
無料アプリのポーカーチェイスも、ランク戦には6人での順位が採用されており、トーナメントの戦い方も、ポーカーをやる上で必須のスキルということですね。
トーナメント参加費と賞金
本場カジノの話になりますが、当然ですがポーカーは現金を賭けて遊ぶゲームです。
トーナメントでは、参加費を全員が支払い、手数料を引いた残りの金額を、参加者同士で取り合うことが目的となります。
例えばですが$100の参加費を100人が支払って参加するトーナメントがあったとしましょう。
1位が総取りではなく、チップが無くなった順に1位~100位がしっかり決められ、上位の何名かが賞金をゲット出来るということです。
・参加費が$100
・100人参加することで$10000が集まる
・カジノ側が$1000を回収、$9000を山分け
・残り30人が順位に応じて賞金を獲得
・30位~21位が$100,20位~11位$200
・10位から徐々に上がり1位は$3000
イメージとしてはこのような形です。
少しでも賞金が出ることをイン・ザ・マネー(インマネ)と呼び、この場合、皆最低でもインマネする30位以内を目標に戦ってますね。
参加費や参加人数次第で、どれだけインマネ、優勝した際に獲得出来るのかが変わってきます。
世界中のカジノで開催されているので、参加費がめちゃくちゃ高くて人数が少ないようなトーナメントも存在します。
因みに世界で最大の大会とも呼ばれるWSOPのメインイベントは、参加費が100万円以上、そして優勝は10億以上の非常に夢のある大会。
世界中からポーカープレイヤーが集まり、期間中も2ヶ月近く様々なトーナメントが開催されお祭り状態と言えるでしょう。
初心者が覚えるべきストラクチャー
では実際トーナメントの内容ですが、テキサスホールデムでは強制参加費、ブラインドやアンティがあります。
そしてリングゲーム、キャッシュゲームでは一定のレートがずっと続きますが、トーナメントの場合、ブラインドが上昇、アンティが追加していくことがほとんど。
これがトーナメントの面白いところで、何もしないと持っているスタック量が同じでも、参加費が大きくなり、あっという間にショートスタックになります。
スタックやポットの記事でも解説していますが、参加費(BB)に対して、現在今自分が何BB持っているかが基本の考え方です。
最初に50/100点のブラインドで、自分が10000点持っていると100BBあることになります。
そしてこのブラインドが上昇していくので、500/1000点まで上がってしまうと、10BBしか持っておらず、ほぼオールイン勝負しか出来ない状態になってしまいます。
このブラインドの上昇幅、そして上昇までの時間、入賞のラインなど、構成されたものをストラクチャーと呼びます。
初心者はどの段階で、どんな戦い方をするのかトーナメントの基礎を知っておく必要があります。
トーナメントの戦略はかなり複雑
そんなトーナメントの勝ち方、戦略ですが、基本的には普通のテキサスホールデムです。
ポジションごとに参加出来るハンドで戦い、同卓しているプレイヤーを観察して、戦い方を少し変化させて適応するということですね。
個人的にアプリのトーナメントばかりしかやっていませんが、自分の実力不足で、中々上位に入ることは難しいと感じました。
そして慣れているプレイヤー、明らかに経験値が高い人は、そんなアプリのトーナメントであろうと、やはり結果を出しています。
緩やかにブラインドが上昇するDEEPなトーナメントだと、序盤のチップ稼ぎにかなりスキル差が出てくるといえますが、自分のスタック量、相手のスタック量が常に変化するので、ずっと同じ打ち方では到底戦えません。
逆にブラインドの上昇が早く、ターボトーナメントと呼ばれる部類だと、早い段階でオールイン勝負になりますので、初心者でも勝てる可能性は高くなってきます。
分散が激しいのでプロでも勝ち越せない?
リングゲーム、キャッシュゲームで長く打ち続けると、普通のプレイヤーはまずプロに勝ち越すことは出来ないでしょう。
ですがトーナメントの場合は、オールイン勝負になる場面が多く分散が激しすぎて、たまたま初心者が優勝してしまう可能性も多いにあるのです。
そもそも大きな大会であれば参加者が数千人を越え、プロでも狙って優勝するのは無理な話です。
インマネ率が高く、トータル収支プラスのトーナメントで稼ぐプロもいると思いますが、多くのプロはキャッシュゲームでコツコツ稼いでいます。
逆に考えると、初心者や経験が浅いプレイヤーでも、トーナメントの流れさえ覚えると、ある程度戦えるということですね。
小さなトーナメントであればアミューズメントでも毎週のように開催されており、国内のイベントではJOPTなどの大会もあります。
特にカジノがない日本アミューズメントでは、チップをコツコツ増やすリングゲームより、トーナメントで戦うことが主流な印象もあります。
ぜひ複数のテーブルで開催されるマルチテーブルトーナメントを、アプリでもアミューズメントでも経験して、レベルアップしていきましょう。