テキサスホールデムのアクションは5種類だけ!覚えるベット方法・賭け方
ポーカーの醍醐味は、ハンドを揃えて役で勝つことよりも、いかにチップを増やせるかです。
長くプレイすると、1日に何ハンドも消化していくので、コツコツと勝ちを積み重ねていかないと負けてしまいます。
そこで大事になってくるのが、チップを賭ける、降りるなどの「アクション」ですね。
どの局面で何を選択するか、答えは難しい場面の方が多いですが、正しいプレイに近いほど、結果はついてくるでしょう。
今回は初心者が覚えるアクションの種類、そして少しですが、どんな場面で何をすると良いのかも合わせてお伝えしていきます。
慣れてくるとこの局面はこのアクションが最適という正解に近いものも見えてきますので、ぜひマスターしてみてください。
覚えるべきベットアクションの基本
テキサスホールデムにおけるベットアクションとは、チップを出すだけでなく、ベットラウンド中にする行動全てのことを意味します。
フォールドすることもアクションの1つですし、チップを賭けずに様子見することも出来ます。
初心者が戦略を考えるのは難しいと思うので、最初のうちは、強いハンドならベットをする、弱いハンドならフォールドすると簡単に動いて良いと思います。
注意することは様子見のチェックで回して進めるにも関わらず、弱いから自らフォールドすることくらいでしょうか。
また同じテキサスホールデムでも、賭け額に上限のないノーリミットホールデムが主流ですので、制限のあるリミットホールデムなどはベット金額に上限があります。
アプリやアミューズメントなど基本はノーリミットなので、持っているチップの範囲内であれば自由にベットすることが出来ます。
ベットアクションの一覧、リスト
ではそれぞれのベットラウンドにて出来る行動、ベットアクションをこちらで纏めてみました。
後から1つずつ解説しますので、もし使い方が分からない場合には、一覧だけでなく最後まで見てくださいね。
- ベット
- レイズ
- コール
- チェック
- フォールド
まずは基本となるのは5種類だけなので、初心者でも理屈が分かると非常に簡単です。
良く聞くリレイズやオールインなども、ベット額を増やすことなので、レイズの一部に分類されるアクションです。
問題は上級者のハンド解説やYoutubeのポーカー動画では、状況別で専門用語が使われていることがほとんどです。
ここでは基本しかお伝えしませんが、3BET・オッズコール・CBなど飛び交う言葉が気になる場合は、こちらの用語集からご確認ください。
それでは1つずつ、どんな状況で使うアクションなのか、個別に見ていきましょう。
ベット(BET)
まずはチップを賭ける基本的なベットですが、それぞれのラウンド中に、まだチップが出ていない状態でチップを賭けることに使われます。
テキサスホールデムの場合、ハンドが2枚配られた最初のラウンドでは、SB・BBの強制参加費チップがすでに出されますよね?
最初にチップを賭ける人も、最低でもこのBBと同額以上を出すことになるので、この場合ベットではなくコール(同額)、もしくはレイズ(増額)でスタートします。
ややこしいですが、純粋なベットは、ボードに3枚カードが開かれた以降のラウンドで、最初にチップを出すことを意味します。
コール(CALL)
続いてコールですが、相手からのベットやレイズに応じて同額のチップを賭けることです。
先ほどもお伝えした強制参加費(BB)と同額を払って参加することもコールと呼ばれます。
相手からどんな額のベットがされるのか、そしてボードに開かれたカードと合わせて、受けるか判断していきます。
初心者で注意すべきは、どんなハンドでもコールしてしまうことで、弱いときにはフォールド(降り)、強いのであればレイズ(増額)も視野に入れてアクションの幅を広げましょう。
レイズ(RAISE)
レイズは相手のベットに対して、チップの賭ける額を増やして最高額のベットをすることです。
ハンドが2枚配られた最初のベットラウンド、強制参加費(BB)に上乗せして参加することもレイズと呼ばれます。
強さを主張する行動なので、最初に参加する際は、コールではなくレイズ(参加費の2倍~4倍)することが一般的ですね。
このレイズはチップ量が大きくなっていくので、自分が強いハンド、もしくはブラフで相手を降ろすことが出来そうな場合に使われます。
チェック(CHECK)
チェックとはチップを賭けずにパスをする、相手に選択権を渡すことです。
このチェックは誰もチップを賭けていない状態でしか使うことは出来ず、テキサスホールデムの場合、参加費のチップがある状態ではコールorレイズでチップを出す必要があるので使えません。
ボードに3枚開かれた以降のアクションで、ハンドと絡まない、ブラフせず大人しくする場合など、チェックで手番を回すことは多いです。
もちろん相手のチェックを受けて、自分もチェックで返すと、何もチップが出されないまま、次のラウンドへ進みます。
フォールド(FOLD)
フォールドはそのままの意味で、ゲームに参加せず降りる、勝負から撤退することです。
テキサスホールデムの場合は、ハンドが2枚配られた時点で、弱いハンドの場合すぐにフォールドすることも可能です。
ボードに3枚出たラウンド以降の場合、相手のベットに対してフォールドを選択することが出来て、相手がチェックした場合にはフォールドせず、自分もチェックもしくはベットになります。
途中まで賭けたチップは取られてしまいますが、相手のハンドを冷静に分析してフォールドすることも立派な戦略の1つです。
リレイズ(RE-RAISE)
リレイズとは、相手のレイズに対して更にチップを上乗せしてベットすることです。
テキサスホールデムの場合、強いハンド例えば「AA」などが2枚配られた際、他のプレイヤーがレイズで参加したのに対して、3倍~4倍ほどリレイズして場に出ているポットを膨らませるのが定石となります。
またボードに3枚出たラウンド以降でも、相手のベットに対してレイズ、そのレイズに対してリレイズなども可能ですが、本当に強いときにしか使われることは少ないです。
そしてチップ量が少ない場合、チップが倍々に増えていくので、リレイズのどこかで必ずチップを全部かけるオールインに発展します。
オールイン(ALL-IN,AI)
オールインとは、ベットアクションの1つで、手持ちのチップを全てベットすることです。
テキサスホールデムの場合、テーブルに座ったときに持っているスタック(チップ量)を全て出して勝負することになります。
ハンドが2枚配られた時点で、いきなりオールインすることも可能ですが、「AA」など強いハンドでやると、相手はフォールドしてしまいます。
持っているチップ量が少ないなら初手からオールインになりますが、まだまだチップを持っている場合は、徐々にベット、レイズを選択して、最終的にオールインする流れの方が一般的です。
オールイン勝負で負けると、トーナメントであればチップを失うと敗退、キャッシュゲームの場合は、テーブルを離れる、もしくは再度決められたチップ量を買い足す必要があります。
逆に勝つとチップが倍に増えるため、特にトーナメントであればオールイン勝負は頻発します。
ブラフやハッタリは慣れてからやること!
アクションの基本をお伝えしましたが、そこまで種類も多くなく、実際にプレイすると慣れるのは簡単です。
初心者が考えるべきは、全く意味のないブラフ、弱い手で大きくベットするなどはなるべく控えるようにすることです。
そしてどうしても運が絡む勝負なので、強いハンドで負けて、ヤケになり全部チップを賭けてしまうなど、典型的な負けパターンです。
ある程度知識あるプレイヤーだと、どんなときにブラフをするべきなのか、ベットをして相手を降ろすのか計算してやっていることがほとんど。
もちろんやってみることは大事なので、もしチップを減らして負けてしまうことが続くのであれば、反省して自分のアクションをどんどん高めていきましょう。
勝つための条件などは参加しているテーブル、プレイヤーで変わってくるので、最初は基本に忠実なアクションをおすすめします。