テキサスホールデムにおけるポジションの重要性と覚えるべき順番
テキサスホールデムはテーブルに座る場所、そしてどのポジションにいるか非常に大事なゲーム。
全く同じハンドが配られたとしても、どこからアクションするかにより参加するべきか否かでさえ変わってきます。
後からプレイするほうが当然様子見出来るわけですし、有利なのは何となくわかりますか?
今回こちらではそんなポジションについて徹底的に解説していきます。
テキサスホールデムのルールを流れで覚えて、ポジションの関係性も知っておくとそれだけでも十分楽しめます。
慣れると簡単なことですし、呼び方だけでも覚えていってください。
ポジションとは?順番と位置関係
テキサスホールデムにおいてポジションとは、簡単に言えば、ベットアクションする順番のことで毎ゲームその順番が変わっていきます。
ディーラーボタンと呼ばれる、ポジションを確かめるボタンがテーブルに置かれており、このボタンが1ゲーム毎に時計回りで渡されていきます。
そしてこの図の通りですが、その左から参加費を払うプレイヤーが2人います。
このように参加費を支払うべきプレイヤーにもそれぞれ名前が付けられており、これがポジションということですね。
また最初のハンドが2枚配られた後に、参加費を払ったプレイヤーの一つ左、図では「UTG」と書かれた位置にいるプレイヤーからベットアクションを時計回りにしていきます。
あなたが実際にプレイする際は、どこに座っているかによって参加するハンドを変えていくことが必要になります。
途中でベットの順番が変わる?
テキサスホールデムの説明でも書きましたが、手札が配られたプリフロップ(最初のベットラウンド)ではUTGからアクションをスタートします。
ですが、ボードに3枚開かれたフロップ(2回目のベットラウンド)以降は、SBの位置からベットアクションが始まるので、注意しましょう。
テキサスホールデムは相手の出方を伺ってアクションを決めるほうが単純に有利になります。
ですので、ポジションの有利不利まで覚えてくると、ハンドの強さだけでなく、様々な戦い方が出来るようになるでしょう。
ではここからポジションの特徴を1つずつ丁寧に解説していきます。
プレイする環境や人により呼び方、言い方が変わってくる場合もありますので、別名も含めてしっかりとお伝えしていきます。
アンダーザガン(UTG)
まずは6人テーブル(6MAX)、アプリゲームなどでも一般的なテーブルから見ていきましょう。
本場のテキサスホールデムでは最高10人まで同卓出来ますが、人が集まらない場合なども座っている人数はバラバラです。
その中でも6人テーブルは最もスタンダードで、ポジションやアクションを覚える際に勉強としてよく出てきます。
「UTG」は、参加費のBBを支払ったプレイヤーの左に位置しており、最初のベットラウンドでアクションする人です。
後ろに控えている人数が多いため、参加するハンドはかなり強い部類でしかいけないでしょう。
逆にタイトなプレイヤーがUTGから参加して来ると、強いハンドであることが予想出来ます。
ハイジャック(HJ)
ハイジャックは6人テーブルの場合、UTGの次、COの前にベットアクションするプレイヤーのことです。
6人テーブルの場合はHJと呼ばれることはありますが、基本的にはそこまで有名な名前ではありません。
後々紹介しますが、ミドルポジション(MP)とだけ表記されていることもあります。
ちゃんとした名前があるにも関わらず、ルール上必ずHJと呼ばなければダメということは無いのです。
カットオフ(CO)
カットオフはディーラーボタンが置かれた一個前のプレイヤーです。
後ろに3人しかおらず、3枚ボードに開かれたアクションの後ろになるので、比較的有利なポジションです。
ディーラーボタン(BTN)のプレイヤーには有利な位置を取られており、どんなプレイヤーが左にいるかも考えないといけません。
参加できるハンドもUTGやHJよりも結構増えてきて、戦いやすい位置です。
ボタン(BTN、D)
ディーラーボタン(D)が置かれたプレイヤーのことをボタン(BTN)と呼びます。
この位置のプレイヤーは非常に有利で、最初のアクションは後側なので様子を見て参加するか決めることが出来ます。
そして3枚開かれたフロップ以降は全てアクションが最後になる位置なので、こちらも様子を伺えます。
有利なポジション、ポジションがあるとも言われ、慣れてくるとこの優位性は非常に重要なことなので、何となく覚えておきましょう。
スモールブラインド(SB)
スモールブラインド(SB)は強制参加費の半分を支払う位置にいるプレイヤーです。
最初のアクションは相手の様子を見れるので良い位置ですが、フロップ以降のアクションが一番最初になるので、非常に不利なポジションとして知られています。
初心者のころはあまり気にならないかもしれませんが、ある程度覚えてくると、誰か前に参加者がいる場合は、結構シビアになります。
逆に前のプレイヤーが全員フォールドで回ってきた場合、後ろに1人しかいないので、例えばAがあるなどのちょっと強いハンドでも、積極的に参加しましょう。
ビッグブラインド(BB)
ビッグブラインドは強制参加費を払い、最後にアクションをするプレイヤーです。
相手からの参加を受ける立場で、更にはすでに参加費を払っているため、差額だけで参加出来ることがメリットです。
SBと同様にフロップ以降のアクションは早めになりますので、有利なポジションとは言えません。
ですが全員がフォールドでSBのみ参加した場合などは、多少弱くてもディフェンスする必要があります。
アーリーポジション(EP)
続いて10MAX、最大の人数が座った場合の呼び方を見ていきましょう。
色々と調べましたが、正確に決まっているわけではなく、カジノやアミューズメントでも異なる呼び方がされています。
一応UTGから3人がアーリーポジション(EP)と呼ばれ、EP2やEP+2などの表記がされています。
図ではEP+1と書いてますが、UTGを1とするなら、次はEP2と書かれることもあり、正直ややこしいので、覚える必要はありません。
ミドルポジション(MP)
続いてミドルポジションはEP3人の後ろ、MP1からHJまでの3人がそう呼ばれています。
このような人数の多いテーブルだと、HJと呼ばれることよりも全てMP1~MP3など統一されていることが多いです。
レイトポジション(LP)
レイトポジション(LP)とは、COやBTNのプレイヤーのことです。
ブラインドの2人を含める場合もありますが、いずれにせよ後半4人にはそれぞれ名前が付けられているので、レイトポジションはあまり使われません。
ロージャック(LJ)
ロージャックとは、ハイジャックの1個前のプレイヤーで、図で言えばMP+2の位置にいるプレイヤーです。
こちらも6MAXでは使いませんし、一応名前は決まっていますが、レイトポジションと同様にあまり聞かない言葉です。
必ずポジションを意識すること!
アクションの順番や、それぞれのポジションを詳しく解説しました。
実際にはポジションを覚えるだけでなく、ポジションにより参加するハンドを覚えるといった方が正しいですね。
UTGだと一番最初にプレイしないといけないので、どんな卓にいても参加するハンドは絞る必要があります。
逆にBBは参加費をすでに払っていることから、リスクが少なく戦えるので、ある程度広めに参加することが出来ます。
ポジションを覚え、あとはアクションの種類を細かく理解していけば、あとはどんなハンドで戦うのかを覚えていくだけです。
ぜひ他の記事も読み進めて、テキサスホールデムを一緒に楽しんで行きましょう!