テキサスホールデムのゲーム進行「ラウンド」の構成と戦略
テキサスホールデムではプレイヤーがチップを賭けるベッティングラウンド(ベットラウンド)が複数回あり、それぞれに名前が付けられています。
1回目ではどのようなアクションをすべきか、そして何回目でボードに何枚開かれるのか、色々と気を付けるべき点がありますね。
こちらではそれぞれの用語、そして初心者が何を注意して遊ぶべきか詳しく解説していきます。
この何度も行われるベットの駆け引きこそが、テキサスホールデムが人気である理由の一つです。
ある程度のルールを把握したあとで、さらにセオリーも覚えていきましょう!
テキサスホールデムの流れ
こちらはある程度のゲーム性を理解した上で、さらにそれぞれのラウンドを解説する記事です。
もしゲーム自体の大まかな流れがあまり分かっていない場合は、こちらの遊び方解説の記事から先にご覧ください。
⇒【完全版】テキサスホールデムの遊び方、手順をわかりやすく解説!
- 指定のプレイヤーが参加費を払う
- プレイヤーに手札2枚が配られる
- 最初のベットアクション
- 場(ボード)に3枚開かれる
- 2回目のベットアクション
- 場(ボード)に4枚目が開かれる
- 3回目のベットアクション
- 場(ボード)に5枚が開かれる
- 4回目最後のベットアクション
一応ザックリとした流れを掲載しますが、ベットアクションをする場面がいくつもあります。
これらにそれぞれ名前が付けられて、何をするべきかある程度のセオリーが決まっていますので、1つずつしっかりと見ていきましょう。
プリフロップ
プリフロップとは、ハンドが2枚配られた後、プレイヤーがベットアクションを始める最初のラウンドのことです。
ハンド2枚の強さ、他のプレイヤーが参加率、どのポジションに座っているかにより、チップを賭ける枚数を決める非常に重要なラウンドです。
もちろん弱いハンドであればフォールドするだけで良いですし、その場合は決められた強制参加費しか発生しません。
ずっと降りているとチップは減っていくため、大きな強制参加費を元々払っているBB(ビッグブラインド)のプレイヤーは、広い範囲のハンドで積極的に参加することも推奨されます。
プリフロップでは、持ちチップやレートなど、そしてポジションごとに参加するハンドレンジ表が使われることが多いです。
初心者のうちはザックリとした参加可能なハンドレンジ表を見ながら、強いと思った場合はしっかりレイズして参加することを心がけましょう。
フロップ
続いてフロップとは、プリフロップに続いて2回目、ボードに3枚出た後にプレイヤーがアクションするラウンドのことです。
自分のハンド2枚、そして場に開かれた3枚を照らし合わせてアクションを決めます。
アクションの順番は決まっていますが、基本的にはプリフロップで最後にレイズをしたプレイヤー(アグレッサー)が引き続きベットするか、チェックをするかを決めます。
他のプレイヤーはアグレッサーの動きを待つためにチェックで回すことが一般的です。
例えばプリフロップでHJから$5のレイズで、あなたはBBでコールしたとしましょう。
2人での勝負になりましたが、ボードに3枚開かれたフロップで、あなたはフラッシュが完成しました、さてどうしますか?
フロップでのアクションはあなた(BB)が先なので、強いからベットすることが非常に良くない初心者がやってしまうミスプレイです。
この場合、あくまでHJのプレイヤーが攻めてきたのに対して、あなたは受け手側になります。
ですので、どんな強いハンドが完成していても、一旦チェックして相手の動向を伺うのが定石というわけですね。
フロップでは特にこの順番、そしてあなたが攻めて側なのか、受け手側なのかを把握した上で、ベットするか判断していきましょう。
ターン
ターンとは、プリフロップ、フロップ、に続いて3回目のプレイヤーがアクションするラウンドのことです。
フロップで場に開かれた3枚に加えて、4枚目が開いた状態でのアクションとなります。
複数人が座るテーブルだと、強いハンドのプレイヤー同士しか基本残っておらず、すでに役が揃っているか、役が揃いそうでブラフしているか、いずれかになります。
自分にとって都合の悪いカードが出ない限りは、積極的に攻めて、次のカードが開かれる前に降ろすことも重要なラウンドになります。
例えばあと1枚でストレートやフラッシュが完成しそうな状態で、少し大きめにベットして、相手のフォールドを期待しつつ、最悪最後の1枚で完成すればラッキーみたいな考え方ですね。
一概には言えませんが、フロップよりもお互い様子見のチェックで回ることも多いです。
リバー
リバーとは、プリフロップ、フロップ、ターンに続いて4回目、最後にプレイヤーがアクションするラウンドです。
場に5枚目が開いた状態で、ハンド2枚とボード5枚の合計7枚から役が確定した状態になります。
ベットラウンドを多く重ねているので、その流れから相手のハンドを予想して、自分が勝っているのか負けているのか、ブラフがあるのかを総合的に考えて勝負していきます。
特にストレートやフラッシュが完成するようなカードが最終的に出た場合は、自分がワンペア、ツーペアなど出来ていても、攻めるだけでなく、慎重に相手のハンドを読む必要があります。
初心者にあるミスと言えば、例えばAのワンペアが出来ていて、スリーカードやストレートなどにガッツリ取られることですね。
逆に自分がすごく強いハンドが入っても、オールインするのではなく、相手がコールしてくれそうな良い感じのベットをすることも覚えましょう。
ポストフロップ
最後にポストフロップとは、ボードに3枚開かれたフロップ以降のアクション全てを意味します。
フロップの後と書かれていることもありますが、3枚開いた後という意味で、ベットアクションは含まれていることがほとんどです。
ハンド2枚が配られたプリフロップはポジション、チップ量、ハンドを考慮して参加を決めるラウンドです。
それ以降のポストフロップはボードのカード、そしてお互いのハンドを想像しつつ、様々なベットアクションが展開されるため、最低限の定石は覚えておく必要があります。
上級者やブラフなど混ぜるのがうまい人は、このポストフロップに自信があり、初心者相手には積極的に参加する傾向もあります。
どのポジションのプレイヤーがどのくらいのチップを出して参加したのか、相手のプレイスタイルを考えつつ勝負することも、勝つためには必要なスキルになってくるでしょう。
細かい状況別の戦略は非常に多い!
少しずつそれぞれのラウンド戦略や注意点を書きましたが、いかがでしたでしょうか?
実は状況に応じての定石、これはダメなどのプレイは1つずつ名前が付けられていて、それをすべて語るにはこんな文字数では収まりません。笑
テキサスホールデムを少しずつ覚えている段階では、無理に全部勉強しても全く入ってこないこともあります。
こちらでもなるべく専門用語を使わないようにしましたし、こちらの初心者講座では一覧でレベル別に記事を並べています。
読み進めていくと確実にレベルアップしていきますので、少しずつ覚えていきましょう!