【ポーカーチェイス】ランク戦で平均順位・優勝率・連対率の考え方
ポーカーチェイスのランク戦は「順位」が全て、どんなプレイをしていても、上位を取れるのであれば実際問題ありません。
本来のテキサスホールデムとはちょっと違った戦い方・考え方が必要ですが、その分苦労もするでしょうし、色々考えるのが面白いです。
今回はそんなランク戦、サイトのために再度ステージ6まで走り切ったので、平均着順やポイントをこちらで纏めてみました。
そこで見えてくるランクポイントの仕組みや平均順位を詳しくお伝えしていきます。
平均順位・連対率の考え方
まずはテーブル内で順位を決めることが最重要であり、1位をいくらとった所で、6位がものすごく多いのであれば意味がありません。
特に6人テーブルで1位~6位までを決めるポーカーチェイスのランク戦は、かなり分散が激しい印象があり、様々なプレイヤーが同卓しますよね。
ポーカーは運の要素も結構絡んできますので、大きく上ブレして勝ってしまうこと、逆にスキルがあったとしても、下ブレで勝ち上がれないことも多くあるでしょう。
ですが多くの人が見落としているのが、自分の平均順位はどのくらいなのか?という部分ですね。
本来は今までの戦績から平均順位が出されて、それが強さの指標になるのですが、元々麻雀や競馬で使われているものです。
連対率とは1着、2着がどれほど多いのか、それが続いているほど安定した強さを持っている証拠となるわけですね。
プレイスタイルにもよりますが、1位を多く取れるようなアグレッシブな戦いをしていると、必然的に早く飛んで5位、6位も増えてくるのです。
ですので、基本的には自分がどのくらいの順位で推移しているのかデータを取り、分析することが勝ちを目指す場合に必須となるでしょう。
優勝率はあまり関係ない?
毎回1位を狙って取ることは性質上プロでも非常に難しく、すべての順位を全部均等にとったとしても16%~17%くらいです。
ポーカーチェイスの仕様上、現在はプロフィールにて参加回数、そして優勝回数しか表示されないため、1位の回数が多いと凄そうに見えます。
もちろん優勝率が20%や25%を越えてランカーに居座っている猛者もいますし、本当に強い人はしっかり1位を取っている印象がありますね。
ですが注意して欲しいのは、1位率が20%を越えるにも関わらずレートが上がっていかないこともあり、そのような人はポイントを多く失う5位、6位も非常に多いのです。
あくまで大事なのは、平均順位であるということ、極端な話だと全部2位を取れる人がいるなら間違いなく最強クラスに強いです。
上位にあっという間にいけるでしょうが、プロフィールの優勝率は0%になってしまいますので、優勝率は成績に関係ないということですね。
ランク別平均順位のサンプル
では実際に僕がプレイして、一からデータを取りましたので、少しでも参考にしてみてください。
ビギナーランク戦績 | ||
---|---|---|
1位 | 1回 | +15pt |
2位 | 1回 | +13pt |
3位 | 1回 | +5pt |
合計3回、+33pt、平均順位2.0位(4人対戦) |
ブロンズランク戦績 | ||
---|---|---|
1位 | 3回 | +62pt |
2位 | 4回 | +47pt |
3位 | 2回 | +8pt |
合計9回、+117pt、平均順位1.9位 |
シルバーランク戦績 | ||
---|---|---|
1位 | 5回 | +124pt |
2位 | 7回 | +112pt |
3位 | 8回 | +47pt |
4位 | 6回 | -8pt |
5位 | 2回 | -16pt |
6位 | 1回 | -0pt |
合計29回、+259pt、平均順位2.9位 |
ゴールドランク戦績 | ||
---|---|---|
1位 | 7回 | +205pt |
2位 | 9回 | +165pt |
3位 | 6回 | +41pt |
4位 | 6回 | -37pt |
5位 | 2回 | -29pt |
6位 | 4回 | -77pt |
合計34回、+268pt、平均順位3.0位 |
プラチナランク戦績 | ||
---|---|---|
1位 | 7回 | +276pt |
2位 | 6回 | +156pt |
3位 | 12回 | +129pt |
4位 | 11回 | -16pt |
5位 | 8回 | -122pt |
6位 | 4回 | -104pt |
合計48回、+319pt、平均順位3.4位 |
ダイヤランク戦績(~2300pt) | ||
---|---|---|
1位 | 10回 | +320pt |
2位 | 11回 | +211pt |
3位 | 15回 | +84pt |
4位 | 11回 | -92pt |
5位 | 7回 | -151pt |
6位 | 2回 | -59pt |
合計56回、+313pt、平均順位3.0位 |
合計戦績(~2300pt) | ||
---|---|---|
合計180回・優勝率18.8%・平均順位2.99位 |
このような感じとなっており、1位~6位の丁度真ん中が3.5位なので、その平均を越えるように意識すると良いです。
もし3.5位を下回るようでしたら、当然ですがランクポイントが上昇していくことはありません。
このランクポイントは、相手のランクポイントが高いほど上がりやすい傾向にあるので、プラチナでの平均順位は3.4位とそこまで高くありませんが、しっかりダイヤモンドまで上がっています。
逆にポイントを上げるのがかなり難しいのが2300pt到達ギリギリのラインや、2600ptを越えた全国ランカー突破ラインでしょうね。
実際にメインの方で全国ランキングに入ったときの平均順位は3.1位なので、かなり上ブレする・スキルを身に着けないと到達は難しいです。
他のプレイヤーがポイント低い場合、4位でも大きくマイナスになり、3位では+1しか貰えないなど、5位・6位は話にならないくらいマイナスになってしまうでしょう。
結局どうすれば良いのか?
ポーカーチェイスステージごとの攻略でもそれぞれ書いていますが、まずは下手なことせず生き残ることが最重要で、意外にもこれが出来てない人は多すぎる気がします。
様々な場面で言っており、これはポーカーチェイスであり、リングゲームでしっかり打ち合うポーカーとはまた別物と考えないといけません。
- 弱いハンドは参加しない
- 3BET(リレイズ)を多用しない
- 強いハンド、役完成でしっかりベット
- ブラフしない
- 序盤に激しく打ち合わない
相手の強さや癖を見抜けて十分に戦える人は、この項目を気にせず自由に使っていった方が間違いなく良いですが、僕含めて経験が浅い人は相手が何してくるか分からないのです。
現にステージⅣまでで3BETしようものなら、血相変えてオールインが飛んでくる、もしくはフロップ以降でオールインまで発展するでしょう。
こちらも意地になり突っ張っても、見事に変なハンドが公開され、ツーペアやストレートを作られ負けなど良くあることなのです。
それを避けるためには、結局大人しくしているしかなく、6位を極端に避けた結果、現にその立ち回りでステージ6到達まで180戦とかなりハイペースで駆け上がりました。
そしてもう一つが終盤のオールインに関して、この残り4人の局面、CO・BTNフォールド、あなたはSBからBBに対してどうしていますか?
個人的な考えになってしまいますが、ここは相手に対してプレッシャーを与えるほとんどのハンドでオールイン一択かなと思います。
実際にみんな粘りすぎ、そしてVPIP高い人でも、飛びたくないから終盤は強いハンドを待っていることがステージ5以降は多いです。
この状況では8割方相手がフォールドしてくれる、コールされて相手が強いハンドだとしても勝率は3割くらいは最低でもある、自分が飛ぶことはないという非常に美味しい状況なのです。
アンティありですし、スチールするだけで2.5BB近く増える状況で、まだフォールドしている方がおかしな状況ですね。
まあ順位が少しでも上がるとポイントは増えますが、フォールドして傍観するより、強気のプッシュでじわじわ増やすことが個人的には平均順位の上昇に繋がるのかなと感じています。
更に別のシチュエーション、残り5人でVPIP40%近いCOから2.5BBのオープンが入りました。
チップリーダーで20BB持っているあなたは、戦えそうなハンドであれば怖がらずオールインすることをおすすめします。
これは15BBのプレイヤーがルースであること前提ですが、終盤も黙っているタイプと、いつも通り2.5BBや3BBオープンして降ろそうと考えるタイプの2択がいますが、あまりにもオープンが多い場合に有効な戦略です。
プレミアハンドが出てくることもありますが、先ほどの理論と同じで、20BBオールイン来た場合、あなたなら受けることは出来るでしょうか?
ハンドの例で言えば、「ATo以上、5ポケ以上、KT以上」など、もしこれらが来た場合、この局面でコールの選択肢はありません。
後ろからオールイン言われる可能性もありますし、フォールドor3BETオールインになり、スチールで大きく稼ぎましょう。
プレミアハンドにキャッチされ不利な対面になることもありますが、オッズ計算などで言われる◯回に1回成功すればプラスの考え方。
スチール期待値とでも言いましょうか、特にステージ5ではかなり有効な戦略に思えました。
セオリーの勉強不足もかなり響く
当然ですが、テキサスホールデムにおける知っておくべきことを抑えておくことは大前提です。
初心者講座のほうに30項目以上載せていますが、最低でもそれらを把握して実践できるほどには学ばないと、感覚だけでは難しい部分もあります。
ポーカーはミスが多いほど、取りこぼすチップ量が非常に多いので、最低限しっかりバリューはとらないといけません。
ステージ5でもよく見かけるのが、かなり強いハンドで何故か1BBずつしかベットしないなど、スタックに余裕がある状態ではチェックとほぼ変わらないので意味ないですよね。
ですが他のプレイヤーとマッチして、ステージ5で苦しんでいるのはしっかり打てる人たちが多いですし、何なら僕以上に知識のあるプレイヤーばかりです。
もし本気でランク上位を目指すのであれば、ポーカーのセオリーは知りつつも、上手くポーカーチェイスへ適応するために工夫することをおすすめします。